虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
 どうせならたくさん贈りたい、とアルトリシアは脳内でゼノハルトに大量の宝石を飾りつけた。想像の中の彼はやはり無表情だ。

「こういうのってきれいにしてくれる人がいるんだよね?」

「加工師の魔法使いがいると思うぞ。街とかに。俺、あんまり人間には詳しくないけど」

「私よりは詳しいよー」

 そうとなれば善は急げだ。

 アルトリシアはルブとサフィの手を引いて、駆け出そうとする。彼女とゼノハルトの前以外では姿を現さないようにと決めたふたりが、姿を消して指輪に変わった。



***



 渋りに渋ったゼノハルトを説得し、アルトリシアはエクレルの街を訪れた。

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