生まれ変わったら愛されたい〜元引きこもりニートの理想の異世界転生〜
白亜のお家の中も地球でいうヨーロッパ調でとても素敵だった。

波瑠の住んでいたマンションの一室は決してヨーロッパ調ではない、オタク部屋だったが。

「素敵な内装ね」

「地球にも家を建てる前に建築模型を作っていただろう?僕もハルルと二人で住む家を作る日を夢見て、コツコツと建築模型を作っていたんだ。それをヤエル伯母上に大きくしてもらった。だから間違いなく僕の手作りだよ」

波瑠は2次元オタクなだけではなく、温泉巡りとインテリア雑誌や建築物を眺める趣味があった。

インテリアや建築は写真で眺めるだけであったが。

波瑠の生態を眺めていたというミシェルも、波瑠の目線でそれらの雑誌を目にしたことがあるのだろう・・・なんとなく怖い。

「そ、そうなんだ。やっぱりミシェルは何でも出来る天才だね。そ、それで、私の部屋はどこかな?」

「もちろん二階の寝室の横に作っているよ」

ミシェルの言葉に、自分専用の部屋があるのかと安堵する。

「どちらも僕と共用だけどね」

しかし、続いたミシェルの発言に言葉を失う、まさに貞操の危機・・・。

「さあ、案内するよ。ハルルにも休息が必要だろうしね」

引きずられること再び。

ハルルは成す術なく、ゴーイングマイウェイなミシェルに付き従うしかないのであった。

「さあ、ここに座って」

ミシェルに促されたのは、キングサイズのダブルベッドの右サイド。

身の危険を感じながらも、ハルルはソワソワしながらそこに腰掛ける。

「そういえば朝食がまだだったよね。一階のダイニングに朝食が準備されてるはずだから持ってくるよ。ハルルはここで待ってて」

「私も手伝う・・・」

「大丈夫。僕に任せて。辛かったら横になっててもいいからね」

ヤンデレ属性とはいえ、ミシェルはやっぱりスパダリだ。

ハルルは、一体誰が朝食を準備したのだろうと考えながらも、大きなため息をついてベッドにダイブするのであった。

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