生まれ変わったら愛されたい〜元引きこもりニートの理想の異世界転生〜
「私は・・・」
「うん」
語り始めたハルルを、ミシェルは遮ることなく優しく促す。
「ミシェルのこと、溺愛がすぎるシスコンだと思っていた」
「概ね間違ってないね」
「だから、だから、だめだって・・・これ以上、期待しちゃ傷つくって・・・」
「うん」
「それなのに、今更、兄妹じゃない、番だよなんて・・・」
俯くハルルの肩を抱き寄せながら、続く言葉を促すように優しく撫でた。
「私をからかってるの?仲間はずれにして楽しんでたの?ずっと、ずっと、私が苦しんでるのを見て笑ってたの?」
そんなはずはないって知ってるのに、ハルルはミシェルを責めたくて仕方ない。
こんな感情は初めてだった。
前世も今世も、ハルルは感情をさらけ出したことはない。
ましてや、誰かを責め立てるなんて、そんな資格は自分にないと思って感情を出せずにいたのだ。
「こんなに、こんなに溢れてしまうほどミシェルが好きなの・・・でも、伝えたらなくなってしまうの。簡単に・・・目の前から消えていってしまう。初めから何もなかったみたいに・・・」
最愛の八重を失った波瑠は抜け殻だった。
生きる希望を失い、引き篭もりに拍車がかかり、八重を失った日の一年後のあの日にようやく重い腰を上げてあの場所に赴くことができたのだ。
「番って何?だから私は導かれたの?操られたの?だから、だから・・・!」
だから、ロゼレムもヤエルも、マリリンもカノンも、この島のみんなもハルルを大事にしてくれたのか。
足元が根底から崩れそうな気がした。
信じていたものが全て虚構の存在のようで、全てが信じられない。
"番“でなければ愛されなかった。
"番“だから全てが受け入れられた。
どんどんと負の感情がハルルを蝕んでいく。
まるで、ブラックホールに落ちていくように、ハルルはいよいよ自分の感情を手放しそうになって・・・
「やっと、やっとだ。僕を好きだと言ってくれた!」
そんなハルルの心を呼び戻したのは、吐き出すような、でも安堵に溢れたミシェルの声だった。
「言っただろう?ハルルを選んだのは僕だと。だからといって一方的にハルルをこの世界には召喚することなんてできないんだ。ハルルはあの日、求めてくれた。自分を本当に愛してくれる存在を、愛し愛されるその喜びを」
そうだった。
ハルルはあの日願ったはずだ。
『贅沢なんて言わない。八重さんの側に行きたい。そして早く生まれ変わって誰かに愛されたいよ。お返しに私もうんと誰かを愛し返したい』
その記憶は、ハルルを現実世界に呼び戻した。
ここは、ハルルの望んだ世界。
誰のせいでも、おかげでもない。
自分で選んだ世界のはず、だったのだ。
「うん」
語り始めたハルルを、ミシェルは遮ることなく優しく促す。
「ミシェルのこと、溺愛がすぎるシスコンだと思っていた」
「概ね間違ってないね」
「だから、だから、だめだって・・・これ以上、期待しちゃ傷つくって・・・」
「うん」
「それなのに、今更、兄妹じゃない、番だよなんて・・・」
俯くハルルの肩を抱き寄せながら、続く言葉を促すように優しく撫でた。
「私をからかってるの?仲間はずれにして楽しんでたの?ずっと、ずっと、私が苦しんでるのを見て笑ってたの?」
そんなはずはないって知ってるのに、ハルルはミシェルを責めたくて仕方ない。
こんな感情は初めてだった。
前世も今世も、ハルルは感情をさらけ出したことはない。
ましてや、誰かを責め立てるなんて、そんな資格は自分にないと思って感情を出せずにいたのだ。
「こんなに、こんなに溢れてしまうほどミシェルが好きなの・・・でも、伝えたらなくなってしまうの。簡単に・・・目の前から消えていってしまう。初めから何もなかったみたいに・・・」
最愛の八重を失った波瑠は抜け殻だった。
生きる希望を失い、引き篭もりに拍車がかかり、八重を失った日の一年後のあの日にようやく重い腰を上げてあの場所に赴くことができたのだ。
「番って何?だから私は導かれたの?操られたの?だから、だから・・・!」
だから、ロゼレムもヤエルも、マリリンもカノンも、この島のみんなもハルルを大事にしてくれたのか。
足元が根底から崩れそうな気がした。
信じていたものが全て虚構の存在のようで、全てが信じられない。
"番“でなければ愛されなかった。
"番“だから全てが受け入れられた。
どんどんと負の感情がハルルを蝕んでいく。
まるで、ブラックホールに落ちていくように、ハルルはいよいよ自分の感情を手放しそうになって・・・
「やっと、やっとだ。僕を好きだと言ってくれた!」
そんなハルルの心を呼び戻したのは、吐き出すような、でも安堵に溢れたミシェルの声だった。
「言っただろう?ハルルを選んだのは僕だと。だからといって一方的にハルルをこの世界には召喚することなんてできないんだ。ハルルはあの日、求めてくれた。自分を本当に愛してくれる存在を、愛し愛されるその喜びを」
そうだった。
ハルルはあの日願ったはずだ。
『贅沢なんて言わない。八重さんの側に行きたい。そして早く生まれ変わって誰かに愛されたいよ。お返しに私もうんと誰かを愛し返したい』
その記憶は、ハルルを現実世界に呼び戻した。
ここは、ハルルの望んだ世界。
誰のせいでも、おかげでもない。
自分で選んだ世界のはず、だったのだ。