ハツコイ
その後も秋生くんはどれだけ自分が
私の事を好きかと話してくれた。

"好き"だと言われる度に私は顔から
火が出そうで、正直"もうやめてッ"と言いたくて
堪らなかった。


「長居してごめんね、
明日も撮影があるからそろそろ帰るよ」
『こちらこそ、その…ありがとう』

「僕こそありがとう。

妃里さん、キスしていい?」


その問いかけに答える事なく、
私は自分から唇を重ねた。


『おやすみなさい、』
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