私に恋を教えてください
両手で顔を隠してしまったし、その隙間から真っ赤な頬とか耳とか見えていて、須藤の我慢も限界近いのも間違いはない。

「柚葉……」
須藤は柚葉にそっと、身体を被せる。

「止める?」
「いやです。触ってくださるの、とても気持ちよくて幸せで、私駆琉さんとひとつになりたいの」

「ん、でも俺は無理強いはしたくない」
「無理強いなんかじゃないですっ! お願い、して?」

顔から両手を外した柚葉が、真っ赤になって須藤の背中に手を回した。
「もう……イヤですか?」

「柚葉が可愛すぎてその気が全く失われないから、どうしよう……って感じ」
「面倒でごめんなさい……」

「いや? とても可愛い。もっと恥ずかしいって言ってよ柚葉。いやいやって言ってごらん? 逆に俺の事、興奮させるだけだよ。」
そう言って須藤は柚葉の顔を覗き込んで笑う。

「駆琉さんの……いじわる……」
ふわりと頬を染めた可愛い恋人にベッドの中で、上目遣いに甘く睨まれることほど幸せな事はないだろう。

「そんな俺は、いや?」
「いや……じゃないです」
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