私に恋を教えてください
そうして何度も何度も角度を変えて唇を重ねて、その舌が柚葉の口の中を情熱的にまさぐる。

「っ……あ」
キスの合間で、ふと目を開けてしまった柚葉が見た駆琉は、くらくらするほど熱気のこもった瞳で柚葉を見つめていた。

そんな柚葉が感じている姿も喘いでいる姿も、駆琉は片時も見逃すまいとしているようで、途端に柚葉は頬が熱くなるのを感じる。

「恥ずかしい?」
そう聞かれて柚葉は目を伏せる。
こく……と頷いた。

「俺もだよ、柚葉。いい歳をして夢中なんだ」

両手で頬にそっと触れられて、こつ、と額をぶつけられる。
「驚かせたりしたくないのに……ごめん、今日は無理だ」

こんなに熱い瞳の駆琉を初めて見る。
まるで、その奔流に飲み込まれそうだ。
「駆琉、さん……」

ぷつ、ぷつっ……と余裕のない感じで、ブラウスのボタンを外される。
「……んっ……あ」

唇を重ね合わせてその唇は熱を保ったまま、柚葉の首筋に移ってゆく。

その唇と柔らかく辿られた舌の感触に、柚葉は背中がぞくんとした。
ぎゅうっと駆琉のジャケットを掴んでしまった。
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