私に恋を教えてください
それを見た駆琉はもどかしげにジャケットを脱ぎ捨てて、ネクタイを緩めた。
そうして、ブラウスのはだけた、柚葉の胸元にキスをする。

「っ……ふ……」
ぷつっと背中のホックが外された気配がした。
駆琉が柚葉の緩んだブラジャーを押し上げて、乳嘴にそっと唇をつける。
「ぁ、や……」

「いやなの? 柚葉?」
「こんなところで……」

それは、まだ玄関を入ったばかりのところだ。
自動で点灯するその玄関は煌々と明るい。

駆琉の部屋は突き当たりの角部屋なので、人が来ることはないとは思うが、それでも扉一枚で外なのだと思うと柚葉にしてみれば、更に羞恥心が増すばかりなのに。

「我慢できないんだ。それに明るいところで見る柚葉が綺麗過ぎるし、その羞恥に悶えているところもすごく唆られる。今日は……させて」

ひどく熱い目をした駆琉が、ふとしゃがんだ。
え……?

するりと足元にスカートが落とされて、ストッキングと下着が下げられる。
「や、やですっ、恥ずかしいっ……駆琉さぁんっ」

「ん、恥ずかしいよな。ごめん、今日は止められない。柚葉の全部が欲しい。俺に柚葉の全部を……くれない? 恥ずかしいのも全部……俺にちょうだい。柚葉……」
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