私に恋を教えてください
年上の、ふんわりした可愛らしい女性に初恋……は悪くないと思うのだが。

そして今日のケントの振る舞いを見ていてなんだかそんな気もした。
応援したい気持ちはあるが、駆琉の胸中は複雑だ。



夜のパレードの前にお土産を買っておこう、と入り口近くのモールタイプのショップに向かった。

「ケント、折角だから欲しいものは買っておけよ。何でも買ってやるから」
「うん。ダディとママには買っていきたい。あとクリスも。僕のも買っていい?」

「もちろんだ。お前が思い出になるようなものを選ぶといいよ」
「ありがとう!駆琉!」

それでもあれこれと買わず、これはダディ、これはママ……と選んでいるのがとても微笑ましい。

週に何度か通っているプレスクールの友人の分も買っていいかと言われ、持てる量でなと駆琉は笑顔を返した。

荷物をロッカーに預け、パレードを見に行く。
最後に花火が上がり、お城をバックにして音楽に合わせて花火が上がるのをみんなで、はしゃいで見た。
< 272 / 277 >

この作品をシェア

pagetop