私に恋を教えてください
そして、その翌日。
莉子とダグラスがお迎えに来た。
「柚葉ちゃーん、本当にありがとう。ケントは困らせなかった?」
「いいえ。とってもいい子でしたよ」
ケントはまだ一緒にいたいのに……と名残惜しそうにしていたけれど、柚葉の『胸の中の宝物』という言葉を思い出し、それを大事にしようと決心したのだ。
「次は結婚式ね!」
莉子が柚葉に笑ってそう声をかける。
「結婚式?」
誰の?とケントは首を傾げた。
「そうよ。駆琉と柚葉ちゃんのね」
ケントのがーん!とショックを受けたような顔を、駆琉は見てしまったのである。
──あ、やっぱり……?
何も知らない莉子の返事に突然、わーん!!と泣き出すケントだ。
「え!? 何なに!?」
「淋しいのかしら? また会えるわよ?」
一生懸命慰める莉子と柚葉だが、駆琉だけはその本当の理由に気づいていた。
──がんばれ……。
悪いな、これだけは可愛いケントにも譲れないんだ。
お前も見つけろよ。
自分にとっての宝物みたいな人。
莉子とダグラスがお迎えに来た。
「柚葉ちゃーん、本当にありがとう。ケントは困らせなかった?」
「いいえ。とってもいい子でしたよ」
ケントはまだ一緒にいたいのに……と名残惜しそうにしていたけれど、柚葉の『胸の中の宝物』という言葉を思い出し、それを大事にしようと決心したのだ。
「次は結婚式ね!」
莉子が柚葉に笑ってそう声をかける。
「結婚式?」
誰の?とケントは首を傾げた。
「そうよ。駆琉と柚葉ちゃんのね」
ケントのがーん!とショックを受けたような顔を、駆琉は見てしまったのである。
──あ、やっぱり……?
何も知らない莉子の返事に突然、わーん!!と泣き出すケントだ。
「え!? 何なに!?」
「淋しいのかしら? また会えるわよ?」
一生懸命慰める莉子と柚葉だが、駆琉だけはその本当の理由に気づいていた。
──がんばれ……。
悪いな、これだけは可愛いケントにも譲れないんだ。
お前も見つけろよ。
自分にとっての宝物みたいな人。