今は秘書の時間ではありません
頭イタイ…

カーテンが開いていたのか陽の光が入ってきた。

眩しい。

目を擦りながら体を起こそうとするがなんだか重たい。

ん?!

うわぁ!

慌てて自分の口を押さえ声が出ないようにした。

周りを見渡すと私の部屋にいることは間違いない。

でも何故社長が私のベッドにもたれかかり寝てるの?

頭が痛くてよく考えられない。

確か昨日鉄板焼きを食べに行ったわ。
で、楽しくて美味しくてついワインを飲んだのが失敗ね。

タクシーに乗った記憶はなんとなくある。

私の家を先に回ってくれるって言ってたのも聞き覚えがある。

で、何故社長がここに?!

とても綺麗な寝顔が私のベッドに頭を乗せて寝ている。

こうしてみるとイケメンかもね。
それに寝顔は幼いわね。

私より7つも年上には見えないわ。

つい観察していると社長がモゾモゾと動き始めた。
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