若旦那様は愛しい政略妻を逃がさない〜本日、跡継ぎを宿すために嫁入りします〜
足、痺れていないの?
スタスタ歩くおばあさまに引き換え、私はといえば少し足を動かしただけでジンジン痺れている。正座なんて日本に来て初めてしたから、最初は自分の足が大けがをしてしまったのかと思った。
「角度が悪いわね。もう一度やり直しなさい」
せっかく活けた枝や花をサクサクと抜いていく。
「ああっ」
「一度で完璧にできると思うのですか?」
鋭い視線でギロッとにらみを利かされ、私は肩を落とす。
「頑張ります」
「私は少し席を外しますから、その間にやっておきなさい」
おばあさまは襖を開けて出ていった。
「はぁ~~っ、足っ、足っ」
着物が皺にならないように気をつけて足を伸ばして揉みほぐす。
「うぅーっ、痛い痛い」
正座が難なくこなせるときなんて来そうもない。
痺れと戦っている間もいつおばあさまが戻ってくるかもしれないと、楓の枝を手にして少しだけ切り、剣山に挿す。
すべて挿し終え、痺れもだいぶ治まり再び正座をしたとき、おばあさまが戻ってきた。
スタスタ歩くおばあさまに引き換え、私はといえば少し足を動かしただけでジンジン痺れている。正座なんて日本に来て初めてしたから、最初は自分の足が大けがをしてしまったのかと思った。
「角度が悪いわね。もう一度やり直しなさい」
せっかく活けた枝や花をサクサクと抜いていく。
「ああっ」
「一度で完璧にできると思うのですか?」
鋭い視線でギロッとにらみを利かされ、私は肩を落とす。
「頑張ります」
「私は少し席を外しますから、その間にやっておきなさい」
おばあさまは襖を開けて出ていった。
「はぁ~~っ、足っ、足っ」
着物が皺にならないように気をつけて足を伸ばして揉みほぐす。
「うぅーっ、痛い痛い」
正座が難なくこなせるときなんて来そうもない。
痺れと戦っている間もいつおばあさまが戻ってくるかもしれないと、楓の枝を手にして少しだけ切り、剣山に挿す。
すべて挿し終え、痺れもだいぶ治まり再び正座をしたとき、おばあさまが戻ってきた。