エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 その記憶でさえも昔のこと過ぎて覚えていないというのに。

 ――好きな人とお風呂に一緒に入るなんて、いったいぜんたい何の罰ゲームよ。そんなの絶対無理。恥ずかしすぎて死ぬッ!

 窪塚の提案に即刻抵抗を示すも……。

「なんだよ今更。お前の裸なんて見飽きるくらい見てるっつーの」
「そ、それとこれとは別だからッ!」
「ゴチャゴチャ言ってねーで行くぞ」
「あっ、もー!」

 いつもの強引さをここぞとばかりに発揮されてしまった私は、初デートの時同様、窪塚に手を引かれてバスルームへと強制連行される羽目になってしまい。

 たった今、連れ込まれてしまったパウダールームにて、身ぐるみ剥がされ、あまりの羞恥にその場で膝を抱えてしゃがみ込んでいるところなのだが……。

 私とは対照的に、なんの抵抗も躊躇もなく衣類をすべて脱ぎ去ってしまった窪塚の細身ながらに、程よく鍛え上げられたなんとも逞しい裸体を前に、目のやり場に絶賛困惑中である。
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