エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
心臓がドキドキしすぎて息苦しいくらいだ。
そんな私の心情などまるで無視して横抱きにした窪塚は、
「落とされたくなかったらシッカリ掴まってろよ」
そんなことを言ってくるなりスタスタと歩きだしてしまった窪塚の首に、私はただただ落ちないようにして、ぎゅっとしがみついていることしかできないでいた。
それからはもう至れり尽くせりで、窪塚によって流れるような手際の良さでパウダールームにて手早く水気を拭ってもらった身体はバスタオルでくるまれて、髪まで優しく丁寧に乾かしてもらい。
ーー私ってただのセフレでしかないんだよね? なのにこんなにも手をかけてもらっていいのかな?
窪塚にあれこれ世話を焼いてもらっている間、私の心の中では次々と湧き上がってきてしまう疑問で蠢いていた。