エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 けれども、二十六年間生きてきた中でセフレがいたことがなかった私には、いくら考えてもその答えに辿り着けるはずもなく。

 為すがままに、どうやら世話好きらしい窪塚に身を任せることしかできずにいた。

 そうして互いに髪も乾いたところで、窪塚に再びお姫様抱っこされ、あれよあれよといううちに、元いた寝室のベッドの上にバスタオル一枚だけ纏っただけのなんとも心許ない姿で横たえられた私は、同じく腰元だけにバスタオルを巻いたほぼほぼ素っ裸の窪塚によって今まさに組み敷かれてしまっているところだ。

 その上、目覚めた際に仄かに灯されていたダウンライトではなく、今は照明の眩い灯りが煌々と降り注いでいる。

 お陰で、寝かされた際に身体を覆っているバスタオルが際どいラインすれすれのところで肌けてしまっているその様が、ハッキリと視認できていることだろう。

 それらを窪塚に見られているのかと思うと、もうそれだけで胸の高鳴りがドンドン加速して、ただでさえお風呂上がりで上気している顔や身体がますます熱を帯びていくのだった。
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