エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 窪塚の熱く滾ったソレで満たされるその瞬間を、今か今かと待ち焦がれているというのに……。

 窪塚はさっきから、じっくりと焦らすようにして、自身のソレに手を添えて、未だ蕾に溢れかえっている蜜を塗りたくるようにして、厭らしい水音をたてつつ往復させているだけで、一向に満たしてくれる素振りが見受けられない。

 おそらく……いいや、絶対に。

 いつも強気で素直になれない私から、『速く満たして欲しい』そう言って懇願してくるのを待っているのだろう。

 普段の私なら、絶対にそんなことは言ったりしない。

 けれども、情事になると毎回決まって窪塚がこれでもかっていうほどに、ドSっぷりを発揮してくるのもだから、どうやら以前窪塚にも指摘されたように、M気質であるらしい私は、毎度毎度、実にあっさりとなんとも呆気なく屈してしまうのだ。

 今回も例に漏れず、こうしてただ蕾や蜜口に触れられているだけで、愉悦を生じてしまう私の身も心も、窪塚にすぐに白旗を掲げてしまうのだった。

「もう……ヤダぁ。焦らさ、ないでぇ。窪塚ぁ、はや……くぅ」
< 164 / 353 >

この作品をシェア

pagetop