エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
これまでとは比べものにならないほどの充足感が胸の中を満たしているせいか、その快感たるや凄まじい。
そのなにもかもは、きっと無意識に長年気づかないように封印してきた窪塚への本当の想いを自覚してしまったからに違いない。
そうじゃなければ、いくら理性も羞恥も霧散しているからって。
窪塚に『キスをして欲しい』なんてこと思わなかっただろうし。
ましてや嬌声の狭間で、背後の窪塚に向けて、こんな風に振り向きざまに。
「……あぁっ……やぁ。くぼ、づか……ねぇ……くぼ、づかぁ」
潤みきって紅くなっているだろう目で熱っぽく、『キスして欲しい』なんてことを窪塚に訴えるようなことなど絶対にしなかっただろうと思う。
それもこれも、私のことを幼馴染みの身代わりにしているから故なのだろう、欲情にまみれた獣と化している興奮状態の窪塚に感化されてしまっているからなのだろう。