エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
いつにも増して興奮状態の窪塚の様子に、身勝手な幻想を抱いてしまっている私は、充足感も相まって、窪塚との熱烈なキスにすっかりと酔いしれてしまっていた。
そんな私に茶々でも入れるみたいに、蕩けかけていた意識に、窪塚が未だ引き摺っているという見たこともない幼馴染みの影がちらついてくる。
途端に、充足感で溢れていた胸がキューッと締め付けられて、痛くて痛くて、あたかもトゲでチクチクと刺されているような心地だ。
だからって、長い間無意識に募りに募ってしまっていたらしい窪塚への想いは、そう簡単には消えてなどくれない。
消えないどころか、今こうしてる間にもどんどん膨らんでしまっているのだからどうしようもない。
もう、このまま、窪塚にすべてを貪り尽くされてしまっても構わない。
そうしたら、たとえ窪塚に好きになってもらえなくても、窪塚の身体の一部として、ずっと離れずにいられるのにーー。
なんて、数時間前の私なら考えもしなかったようなことを結構真剣に思ってしまっているくらいだ。