エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
不思議に思っているところに、熱に浮かされたようにどこかポーッとしている様子の窪塚が横向きの私の頬をそうっと背後から優しく包み込むようにして手を添えてきて。
頬をゆっくりと唇でなぞるように触れてきたかと思えば、次の瞬間には、ぎゅうぎゅうに抱き込まれてしまっていた。
そうしてなにがなんだか分からずポカンとしてしまっている私に窪塚は優しい声音で謝ってくる。
「……好きな女のように大事にするって約束だったのに……悪かった。お前があんまり可愛い反応ばっか返してくるもんだから、我を忘れて乱暴なことして悪かった。これからは気をつける。だから泣くなよ。お前に泣かれたら調子が狂うだろ」
いつも強引な窪塚らしからぬ、やけにシュンとした様子に、またもや私の胸はキュンと切ない音色を奏でてしまう。
ーーこんなタイミングでそんなこと言ってくるなんてズルイ。
私のことなんかただのセフレとしてしか、幼馴染みの身代わりだとしか思っていないクセに。好きになってなんかくれないクセに。