エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
もうこうなったら勢いでカバーするしかない。
ーー実力行使あるのみだ。
ええいってな具合で、自分に不利なこの状況から脱するべく、私のことを追い詰めてくる窪塚の手をピシャリと手で払いのけ。
「ちょっと、窪塚。いつまで私のこと待たせる気なの? 本人の私がなんでもないって言ってんだから、さっさと続けなさいよッ! それとも、私の泣き顔見てもう萎えちゃったとでも言うの?」
私の突飛な言動に、鳩が豆鉄砲でも食らったときのような表情をしてしまっている窪塚に向けて勢い任せに言い放つと。
ハッとした窪塚が根負けしたように、「はぁ」と短く息をついてから、
「わーったよ。続ければいいんだろ。俺が何か言ったところで、お前は聞く耳なんて持たねーもんな」
心底呆れ果ててでもいるのか、どこか投げやりでそんなことを言ってきたかと思えば。
窪塚は繋がりあったまま器用に、横向きだった私の身体を仰向けにして、そのまま身体の上に覆い被さるようにして私のことを組み敷いてきて。
「その前に萎えたかどうか、触って確かめてみるか?」
「……?」