エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 いくらこういう経験が乏しいといっても、それくらいの常識くらいは持ち合わせている。

 窪塚と付き合うようになってからは、不思議とビッチなんて呼ばれることもなくなったけれど、またあることないこと言われたりするかもしれないし。

 あの頃とは違って、彼氏ということになっている窪塚にだって、迷惑がかかってしまうかもしれない。

 そんなことになったら、煩わしいって思われるんじゃないのかな。

 そうなれば、セフレだって解消されちゃうかもしれない。

 それに、セミナーに出席することになってはいるけど、当日になって急遽欠席する分には、特に問題はないはずだ。

 逆だと席に余裕がない場合もあるだろうけれど。今回の場合はそういう心配もないだろう。

 ただ、そうなると、窪塚に会える可能性が皆無になってしまう。

 そのことが残念でならない。
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