エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 ーーええッ!? 今、童貞って言ったよね? 

 てことは、私が処女だって気づかなかったのはそのせいだったってこと?

 それにも驚きだけど、オープンキャンパスの時からって、それって医大を受験する前の夏休みのことだよね?

 ーーええっ!? ちょっ、ちょっと待ってッ! 

 いっぺんにそんなこと言われたって、処理しきれないから。

 という具合に、私の頭の機能は、驚きを通り越して、キャパオーバーどころか、オーバーヒート寸前だった。

 そんな状態に陥ってしまっている私に向けて、窪塚はまだまだ話したいことが山積みのようで。

 私の両肩にそれぞれ手を宛がい正面から私のことをしっかりと捉えると、なんとか自身の気持ちを落ち着けようとするかのように、ふうと一息ついてから、私のことを再び熱のこもった熱い眼差しで見据えてきて。

「とりあえず、俺がどうしてあんな嘘をついたのか、あの夜のことから説明するから、聞いて欲しい」

 そう言って切り出してきた窪塚の言葉に、緊張感が一気に高まってくる。

 私は無意識にゴクリと生唾を飲み下していた。
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