エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
「////ーーもーッ! ちょっと、窪塚。アンタ、何回好きだって言ったら気が済むのよッ! 恥ずかしいでしょーがッ! それに、やっぱりバカって言うしッ」
「だってさ、恥じらって突っかかってくるお前のことが可愛くて可愛くて堪んねーし。もう好きで好きでどうしようもねーんだからさ、しょーがねーじゃん。それに、口の悪い俺のことも好きなんだろ?」
「////ーーばっ、ばば、バッカじゃないのッ!」
「だからさ、そうやってムキになって、すーぐ真っ赤になるとことかマジで可愛いんだって」
「////ーーそんなジッと見ないでってばーッ! もー! ヤダーーッ!」
可愛げのないはずの私のことを窪塚は、尚も愛おしそうに眇めた、熱くて甘い眼差しでマジマジと見つめつつ、私の羞恥をさらに煽ろうとしてか、情事の時にだけ発動させるはずの意地悪なドS発言まで繰り出してきた。
それに対抗して、私も負けじと、可愛げのない言葉で応戦をしていたのだが。
おそらく、端から見れば、ただのバカップルにしか見えないだろう。
どれくらいの間、そうやってイチャついていただろうか。
とうとう本気で怒り始めた私のことをやんわりと宥めにかかった窪塚の次の言葉によって、わーわーと騒がしくもお花畑全開で、幸せピンク一色と化していた部屋の甘やかな雰囲気が通常モードへと徐々に切り替わっていった。
「わかったわかった。じゃれるのはここまでにして。お前に、正式に交際を申し込む前に、一つだけ、確かめておきたいことがあるんだ」
「……」
そうして、急に部屋の雰囲気同様に取って代わった、怖いくらいに真剣な表情と眼差しとを窪塚から向けられてしまった私は、たちまち緊張感に襲われてゴクリと喉を鳴らした直後に、思いもしなかった話を聞かされることとなる。