エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 とりあえず、こうなっている経緯を説明すると。

 この数日間の間に、詳細ははぐらかされて聞けてはいないが、色々なことが積み重なったことで、知恵熱的なものを出してしまったらしい窪塚曰く。

 昨日は、学会の準備で休日出勤だった分の代休だったらしいのだが、熱を出してダウンしていると知った樹先生と院長であるおじさんの計らいで、私がお見舞いに駆り出されたのだろうということだった。

 まぁ、それに関しては、窪塚とこうしてようやく想いが通じ合えたのだから、素直に感謝しておこうと思う。

 そして想いが通じ合えたことで、今朝になって、熱も下がって元気になった窪塚の気持ちも触発されて。

『一分でも一秒でも早く、鈴と本物の恋人同士になりたい。今すぐ親父さんにアポとってくれないか?』

 目覚めてすぐ、幸せな心地のなかでまどろんでいるときに、そう言ってくれた窪塚の言葉により、両親との二度目のご対面が実現している。

 伯父夫婦の話では、今回のことで母が相当怒っているらしく。父も少々やり過ぎだったかもしれない。というようなことを言って、母に謝罪したとかしないとか……。
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