エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
どうせ、私が嫌だって言っても、この前の画像のことで脅してくるんだろうし、だったらさっさと終わらせてしまいたい。
「……もう、そんなことどうでもいいから、するならするでさっさと済ましなさいよッ!」
ヤケクソ気味にそう吐き捨てた私の声を聞くなり、窪塚はどういう訳か、ふっと柔らかな笑みを零した。
そうして苛立ちを隠しもせずに窪塚のことを睨みつけている私のことを窪塚はやっぱり柔らかな優しい微笑を携えた表情で見下ろしつつ。
「そんなに不安がるなよ」
「あっ、ちょっと。何すんのよッ!」
懲りもせずにそんなことを言ってくるなり、私のことをそうっと包み込むようにして正面から抱きしめてきた。
お陰で、鍛え上げられた窪塚の程よい弾力性のある筋肉質の体躯と私の身体とが密着して、この前の記憶とが相まって、怒りで薄れかけていた羞恥と緊張感までもが否応なしに呼び起こされる。
たちまちドクドクドクと一気に加速を始めてしまった鼓動が窪塚にも伝わってしまいそうだ。
私がこんなにも意識しまくっているというのに、こういうことにも慣れているらしい窪塚は、特に意識してなどいないのだろう。
そう思うと、ますます腹立たしい気持ちになってくる。