エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
けれど、それに対して下手に言い返して、ボロが出ても困るので、ムカムカするが言い返せないでいる私のことを間近からやっぱり愉しげに見下ろしている窪塚は、私の纏っている白衣の上から胸に手をそうっと宛がってきて。
「なんなら、藤堂みたいに抱いてやろうか?」
ふにふにと厭らしい手つきで胸の膨らみを押しつぶすようにして巧みに揉みしだいてきた。
「余計なお世ッ――あっ、や、……んぅ」
ゆっくりとけれど確実に、この前知り得たのであろう胸の弱いところばかりに狙いを定めてくる。
窪塚に触れられたところから、じわじわと甘い愉悦が生じて、それらが徐々に強いものになってきた。
お陰で言いかけた言葉は遮断されてしまい。代わりに、意思とは関係なしに唇から甘ったるい吐息と嬌声とが零れ落ちてゆく。
それだけでも屈辱的だというのに。
「やっぱやーめた。お前まだ藤堂に未練たらたらみたいだから辛いだろうし。この前のことも忘れてるようだからな。それを今からたっぷり思い出させてやる。
そんで思い知らせてやるよ。嫌いな俺との相性がどんなにいいかってことをお前のこの身体にたっぷりと。そしたら俺のこと拒めなくなるだろうしな」
窪塚は尚も意地の悪い言葉でまでも、怒りに打ち震えながらも甘すぎる愉悦に抗えずにいる私に追い打ちをかけてくる。