エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
熱く蠢く舌で、私の逃げ惑う舌を容易く絡め取り、すべてを貪るようにして、執拗に何度も何度も、吸ったり嬲ったりされてるうち、私の身体からは徐々にくたりと力が抜けてゆく。
……なのに、まだまだ追い打ちでもかけるようにして、窪塚の口づけがどんどん深まっていくもんだから。
「ーーんぅ……ンン〜ッ」
息継ぎもままならず、溢れてしまっているどちらのものかも分からない唾液も相まって、私は今にも溺れてしまいそうだ。
そんな状態に陥ってしまっているものだから、知らず知らずのうちに、窪塚の胸にギュッとしがみついてしまってもいて。
窪塚に言われたとおりの反応を示してしまう自分自身に対してどうにも腹が立って、悔しくて悔しくてどうしようもない。
かといって、自分ではどうにもできないのだから仕方ないのだけれど。
ほどなくして、窪塚の口づけからようやく解放された頃には、私の身体は完全にふにゃっていて。
「……はぁッ、……はぁ……はぁ……はぁ」
視界は知らぬ間に零していたらしい涙の膜で薄ぼんやりとぼやけてしまっているし、乱れてしまっている呼吸のせいで胸を大きく上下し肩で息をしているようなそんな有様だ。
そんな余裕の欠片も持ち合わせていない私の背中がベッドから不意に抱え上げられるような感覚がして、ぼやけた視線を向けると。
膝を立てて座る体勢にされてしまっている私同様、背後で座している窪塚の姿が待ち構えていて、不覚にも私はハッとし息を呑んでしまっていた。
「////ーーッ!?」
何故なら、いつの間にかスクラブを脱ぎ去った窪塚の精悍な身体つきをした半裸が視界いっぱいに映し出されてしまったから。
同時に、この前のあれこれの映像がひっきりなしに脳裏を掠めていくものだから、私の鼓動が一気に加速して胸が苦しいほどだ。