エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
しばらくして意識を取り戻すも、盛大に達してしまった私の身体が、性感帯にでもなったかの如く、甘やかな痺れに包み込まれ、ビクビクンッと小刻みに震え続けている。
どこもかしこもがこの上なく気持ちいい。
この前は、ずいぶんと酔っていたのもあったし、知らぬうちに窪塚に処女を捧げてしまっていたことがショックでそれどころじゃなかったけれど。
どうやら窪塚の言うように、私たちの相性はかなりのものであるらしい。
お陰で、意識を取り戻してもなお、達した余韻のせいで、身体はふわふわするし気怠いしで、身体を動かすどころか、瞼を上げるのさえ億劫だ。
ただゆらゆらと、夢と現実の狭間を漂っているような心地よさのなかで微睡んでいると、不意に何かに私の身体が強い力で引き寄せられた。
そこでようやく現実に引き戻され、窪塚の逞しい素肌の胸に抱き寄せられたのだと、理解が追いついたところで。
「やっぱお前との相性、最高だわ。それに、お前、この前と一緒でメチャクチャ可愛かったし。これからもちょくちょく頼むわ」
窪塚のこれまたどこまでも愉しげで、笑いを含んだ揶揄い口調が耳に飛び込んできたものだから。
ほとんど条件反射的に、カッチーンときてしまったのだ。
「調子に乗るな、このクズ男ッ! あんただったら、女の子なんて選びたい放題なんだから、一度で充分でしょうがッ! 私はあんたとこんなことしてる暇なんてないの。分かったらさっさと画像消しなさいよッ!」