愛され、囲われ、堕ちていく
「伊織…嘘だよね…?」
「ほんとだよ」
もう既に、凪沙の目から涙が溢れていた。
「伊織が…裕くんを……?」
「凪…」
パンッ…!!
凪沙が伊織の頬を平手打ちした。
誰もが驚愕している。
伊織をこんなに面と向かって、叩けるのは裕隆以外にいなかったから。
それに凪沙がこんなに怒っているのも、初めてだったから。
そして、それは伊織が一番感じ驚愕していた。
伊織を睨む目が、あの時の裕隆と似ていたから。
伊織に対する、怒りと軽蔑の目。
「凪」
「嫌!」
「凪!!」
「嫌!伊織、最低!
あんな優しい、裕くんを………」
「………あぁ、最低だよ、俺は。
でも……裕隆も同類だぞ」
「え?」
「アイツ最期に何て言ったと思う?」
【俺を殺したいなら、殺せよ!
でも、忘れるな!
俺を殺して凪を手に入れても、凪が愛してるのは一生……この俺だ。
俺はこれからもずっと、凪の心の中で生き続けてやる!】
「……って!
アイツは、俺に殺させることで凪の心を一生手に入れたんだ。
裕隆程、卑怯な奴はいない」
「凪」
【凪】
「え…?裕くん?」
「凪!」
【凪】
「やめて!」
二人の顔が重なる。
うずくまる、凪沙。
「凪沙!?」
敬太や紅音が近づく。
「凪、俺を殺せよ…」
「え…?」
「ここにいるのは、お前の大好きな裕隆を殺した男だぞ!
お前ならいいよ。
凪の心の中で生き続けられるなら、それもいいや!」
「伊織」
「ん?」
「一つだけ、聞かせてほしい」
「ほんとだよ」
もう既に、凪沙の目から涙が溢れていた。
「伊織が…裕くんを……?」
「凪…」
パンッ…!!
凪沙が伊織の頬を平手打ちした。
誰もが驚愕している。
伊織をこんなに面と向かって、叩けるのは裕隆以外にいなかったから。
それに凪沙がこんなに怒っているのも、初めてだったから。
そして、それは伊織が一番感じ驚愕していた。
伊織を睨む目が、あの時の裕隆と似ていたから。
伊織に対する、怒りと軽蔑の目。
「凪」
「嫌!」
「凪!!」
「嫌!伊織、最低!
あんな優しい、裕くんを………」
「………あぁ、最低だよ、俺は。
でも……裕隆も同類だぞ」
「え?」
「アイツ最期に何て言ったと思う?」
【俺を殺したいなら、殺せよ!
でも、忘れるな!
俺を殺して凪を手に入れても、凪が愛してるのは一生……この俺だ。
俺はこれからもずっと、凪の心の中で生き続けてやる!】
「……って!
アイツは、俺に殺させることで凪の心を一生手に入れたんだ。
裕隆程、卑怯な奴はいない」
「凪」
【凪】
「え…?裕くん?」
「凪!」
【凪】
「やめて!」
二人の顔が重なる。
うずくまる、凪沙。
「凪沙!?」
敬太や紅音が近づく。
「凪、俺を殺せよ…」
「え…?」
「ここにいるのは、お前の大好きな裕隆を殺した男だぞ!
お前ならいいよ。
凪の心の中で生き続けられるなら、それもいいや!」
「伊織」
「ん?」
「一つだけ、聞かせてほしい」