双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました
「俺が香坂優星だと名乗り、星奈もまた立花星奈と名乗った。そしてお互いの名前に星の漢字が入っていることを知って言ったよな? 〝本当に俺たちは運命の赤い糸で結ばれているのかもしれない〟と」

「……うん」

 あの時の優星君、すごく目をキラキラさせていたよね。その姿に思わず笑っちゃったら怒られちゃったことも、全部ちゃんと覚えているよ。

「星奈には笑われちゃったけど、俺は今も同じことを思っているよ。なかなかない偶然だろ? ふたりとも名前に星が入っているなんて。だからさ、俺たちの子供にも絶対に星の漢字を使って名前をつけようと考えているんだ」

「俺たちの子供って……」

 言葉が続かずにいると、優星君は顔をしかめた。

「今はまだふたりの時間を大切にしたいけど、いずれは結婚したら子供はほしいだろ? 星奈は違うのか?」

 そっか、優星君の描く未来には私が隣にいるんだ。こんなに嬉しいことはないのに、今は苦しくて胸が痛い。

「どうした? 星奈」

「ううん、なんでもない。……そうだね、生まれてくる子供には星の漢字を使ってあげたいね」

 必死に涙をこらえて答えれば、彼は嬉しそうに続ける。
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