双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました
「そうだろ? 実はもう考えてあるんだ。男の子だったら星に北斗七星の斗を使って星斗。女の子だったら星に七で星七にしようと。いいと思わないか?」

 名前まで考えてくれていたんだ。そこまで私との未来を真剣に考えてくれていたんだね。

 彼の気持ちを思えば思うほど胸が苦しくて、罪悪感に覆われる。

 本当になにも告げずに優星君から去ることが彼のためなの? 私と結婚する未来を描き、生まれてもいない子供の名前まで考えてくれているのに。

「あの、優星君」

「ん? どうした? 子供の名前、気に入らないか?」

 言ってしまおうか? 彼から海外赴任が決まったと聞いた日から今日までの三ヶ月の間に起きたことをすべて。

 でもそうすれば、彼を苦しめるだけ。きっとつらい決断をさせることになる。それだけは絶対にだめ。

 大丈夫、私の決断は間違っていない。だってあんなに悩んで迷って、やっと決めたことじゃない。

「その逆、すごく気に入った。とっても素敵な名前だね」

 星斗に星七。本当に素敵な名前。
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