双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました
「でも、男の子だけとか女の子だけしか生まれなかったらどうするの? 名前をまた考えなくちゃ」
「そうだな、じゃあ向こうで考えておくよ。一年後教えてあげる」
「わかった、約束ね」
「あぁ、約束」
小指を絡ませて交わしたこの約束を、私は守ることができない。ごめんね、優星君。本当にごめんなさい。
私たちは夜が明けて空港に向かわなければいけない時間ギリギリまで、ベッドの中でお互いのぬくもりを確かめ合い、他愛ない話をして過ごした。そして……。
空港のロビーの椅子で私たちは手を結び、肩を寄せ合っていた。空港に着いてからお互い一言も口を開いていない。別れの時は刻刻と迫っている。
空港に着いて、どれくらいの時間が経っただろうか。このまま時が止まればいいのに。そうすればずっと優星君の隣にいられる。
だけど時間が止まるはずもなく、彼が乗る便の搭乗アナウンスが流れた。
「そろそろ行かないといけないようだな」
そう言うと優星君は繋いだ手を離し、ゆっくりと立ち上がった。私は大好きな彼を目に焼き付けるようにジッと見つめた。
本当に優星君とこうして会えるのは、これで最後なんだ。そう思うと笑顔で見送ろうと決めてきたのに笑うことができない。
「そうだな、じゃあ向こうで考えておくよ。一年後教えてあげる」
「わかった、約束ね」
「あぁ、約束」
小指を絡ませて交わしたこの約束を、私は守ることができない。ごめんね、優星君。本当にごめんなさい。
私たちは夜が明けて空港に向かわなければいけない時間ギリギリまで、ベッドの中でお互いのぬくもりを確かめ合い、他愛ない話をして過ごした。そして……。
空港のロビーの椅子で私たちは手を結び、肩を寄せ合っていた。空港に着いてからお互い一言も口を開いていない。別れの時は刻刻と迫っている。
空港に着いて、どれくらいの時間が経っただろうか。このまま時が止まればいいのに。そうすればずっと優星君の隣にいられる。
だけど時間が止まるはずもなく、彼が乗る便の搭乗アナウンスが流れた。
「そろそろ行かないといけないようだな」
そう言うと優星君は繋いだ手を離し、ゆっくりと立ち上がった。私は大好きな彼を目に焼き付けるようにジッと見つめた。
本当に優星君とこうして会えるのは、これで最後なんだ。そう思うと笑顔で見送ろうと決めてきたのに笑うことができない。