娘は獣の腕の中
獣は魔女に娘を殺されないよう匿うために森の入口で待っていた娘を拐った。
「…あの男のことか……?」
男を思いながら助けを求める娘を見て、胸が張り裂けそうだった。
(もう逃げられない…。ティアを殺されたくない…かくまわなければあいつはきっとティアの命を狙うだろう…。俺は人間にはもう戻れず、お前を苦しめ続ける…。愛するティア…俺はもういない…醜い獣がお前を……)
「…あの男は……俺が喰った…!」
魔女の言った通り、獣は空腹を満たす本能に支配されるままに、泣き叫ぶ娘の身体を無理矢理奪った。
終わると娘は、初めての行為と、獣との事だったために力尽き、そのまま気を失ってしまった。
獣は我に返り、娘を抱きしめて泣いた。
「ティア…ティア……!!」
(お前も初めてのことだったのに…。俺が…お前を愛したばかりに……。こんな目に合わせたくなかった……許してくれ……)
思った通り娘は家からも出られず、獣は自分では死ぬことができない呪いまでかけられていたのに気づき、このままでは娘を抱き続けて生きていく他ないことを悟った。
娘の身体にかかる負担を心配した獣は、自分が我慢出来うる限り、娘を抱かないことに決めた。空腹に耐えながら娘を抱きしめ、娘を苦しめる呪いが解けることを祈りながら眠った。
しかし、自分は食べなくとも娘には食事を取らせなければならない。人間の姿では無いために、仕事をしても何も売りに行くこともできず、すぐに食料は尽きてきてしまった。
「食べ物なんか、あなたはいらないでしょう?」
「頼む!無くなれば娘がすぐに死んでしまう!人に死なれるのは悲しいものなんだ…!」
「優しいのね。あなたのためよ?あなたがそんな綺麗な顔で私に頼みごとをするから。」
獣は夜に様子を見に来た魔女に交渉して、昼間手に入れた上質な木々や木の実やキノコを渡して食料を得た。
「…あの子もいつまで持つかしら?信じていた相手とも知らずにめちゃくちゃにされ続けるなんて…ふふっ…せいぜいもうしばらく私を楽しませて。」
獣は自分が幼馴染の男だと明かせなかった。獣の姿で娘を拐ったその時から、娘を穢したこの獣が、あんなに兄と慕っていた男だったなど言えるはずもなかった。
「…あの男のことか……?」
男を思いながら助けを求める娘を見て、胸が張り裂けそうだった。
(もう逃げられない…。ティアを殺されたくない…かくまわなければあいつはきっとティアの命を狙うだろう…。俺は人間にはもう戻れず、お前を苦しめ続ける…。愛するティア…俺はもういない…醜い獣がお前を……)
「…あの男は……俺が喰った…!」
魔女の言った通り、獣は空腹を満たす本能に支配されるままに、泣き叫ぶ娘の身体を無理矢理奪った。
終わると娘は、初めての行為と、獣との事だったために力尽き、そのまま気を失ってしまった。
獣は我に返り、娘を抱きしめて泣いた。
「ティア…ティア……!!」
(お前も初めてのことだったのに…。俺が…お前を愛したばかりに……。こんな目に合わせたくなかった……許してくれ……)
思った通り娘は家からも出られず、獣は自分では死ぬことができない呪いまでかけられていたのに気づき、このままでは娘を抱き続けて生きていく他ないことを悟った。
娘の身体にかかる負担を心配した獣は、自分が我慢出来うる限り、娘を抱かないことに決めた。空腹に耐えながら娘を抱きしめ、娘を苦しめる呪いが解けることを祈りながら眠った。
しかし、自分は食べなくとも娘には食事を取らせなければならない。人間の姿では無いために、仕事をしても何も売りに行くこともできず、すぐに食料は尽きてきてしまった。
「食べ物なんか、あなたはいらないでしょう?」
「頼む!無くなれば娘がすぐに死んでしまう!人に死なれるのは悲しいものなんだ…!」
「優しいのね。あなたのためよ?あなたがそんな綺麗な顔で私に頼みごとをするから。」
獣は夜に様子を見に来た魔女に交渉して、昼間手に入れた上質な木々や木の実やキノコを渡して食料を得た。
「…あの子もいつまで持つかしら?信じていた相手とも知らずにめちゃくちゃにされ続けるなんて…ふふっ…せいぜいもうしばらく私を楽しませて。」
獣は自分が幼馴染の男だと明かせなかった。獣の姿で娘を拐ったその時から、娘を穢したこの獣が、あんなに兄と慕っていた男だったなど言えるはずもなかった。