君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
「じゃあ、みみちゃん朝ご飯もいっぱい食べてきたし、病院もへっちゃらだね」
「えー、病院は、怖いよ……」
かわちゃんの声で病院のことを話題に出してみたけれど、みみちゃんはそこには敏感に反応して表情を曇らせる。
「お魚十匹食べてきたボクも一緒だから、大丈夫!」
「かわちゃん、ついてきてくれるの?」
「もちろん! だから一緒に頑張ろう!」
そう言って、みみちゃんの手をかわちゃんの手で握りしめる。
すると、みみちゃんは笑顔を取り戻し「うん!」と頷いてくれた。
「沢野みみちゃん、沢野さん、二番の診察室お入りください」
頭上のスピーカーから、男性の低い声でみみちゃんの順番が知らされる。
「みみちゃん、呼ばれたみたいだ」
一旦かわちゃんをエプロンのポケットに納め、舞花先生に戻ってみみちゃんの手を取った。