君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
「そんなはずないじゃないですか!」
「じゃあ、何も言わずに受け取ってほしい」
店舗近くの路上パーキングに駐車した車にたどり着き、後部座席にショップの紙袋を並べて載せる。
未だ困ったような表情を浮かべている舞花を助手席に乗せ、車に乗り込んだ。
「公宏さん、ありがとうございました」
やっと納得してくれたのか、舞花は素直にお礼を口にする。
受け入れる気になってくれて良かったとホッとしながらエンジンをかけた。
「舞花。もう一か所行きたいところがあるんだけど、付き合ってもらえるか?」
青山通りを走り始めてすぐ、静かに窓の外を眺めている舞花に声をかける。
「もう一か所、ですか? はい、それは全然構わないですけど……」
どこにですか?という視線を横顔に受けて、微笑で応える。
「じゃあ、決まりで」
舞花の了解を得て向かった先は港区六本木。
今日で訪れるのは三度目となるタワーマンションに到着し、車を駐車する。