君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~


 夕食を終えた公宏さんは、自分が食器の片付けをするからゆっくりお風呂に入ってくるといいと言ってくれた。

 せっかくだからお言葉に甘え、ゆっくり入浴させてもらった。

 その後、公宏さんが入浴をしている間に明日の朝食用のオニオンスープを作ることに。


「こんな時間に更に料理か?」

「あ……」


 鍋に向かっていると後方から声をかけられた。

 振り向くと公宏さんがタオルで髪を拭きながらキッチンの入り口に立っていた。

 濡れ髪をパサパサと拭いている無造作な髪にどきりとしてしまう。


「明日の朝用にスープをと思って、時間があったので……」


 公宏さんは「そうか」と微笑み冷蔵庫へと向かう。取り出したのは今日買って帰ってきた外国製の瓶ビールだった。


「苦手なのは承知の上で、一口付き合わないか?」

「あ、はい。少しだったらぜひ」


 公宏さんは仕事上、勤務の体制によって飲酒できるときは限られていると聞いている。だから、家で飲めるときくらい誘われれば嗜む程度には付き合いたいと思う。

 私の返事を聞いた公宏さんは、ふたり分のグラスを取り出し先にリビングへと出ていった。

 いいタイミングでスープも出来上がり、火を止めてリビングに出ていく。

 公宏さんは夜景の煌めくガラス窓の前に設置されているソファにかけ、ちょうどビールの栓を抜いたところだった。

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