君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
「電気、消すぞ?」
いつも通り同じベッドにふたりで入り、リモコンで部屋の明かりを落とす。
ベッドサイドの間接照明だけの薄暗い部屋の中で、となりで横になる舞花の額に手を伸ばした。
「おやすみ」
いつも通り頭を撫で、愛おしい気持ちを募らせながら静かに目を閉じる。
今晩もそのまま眠りに落ちていくものとばかり思っていた。だけど……。
「公宏さん?」
舞花が俺の腕を両手で抱きしめるようにし、肩に額を押しつけてくる。
何事かと思いながら目の前にきた頭をふわふわと撫でた。
「どうした? 何かあったか?」
もしかしたら、何か話したいことがあるのかもしれない。そう察しながら続きを待つ。
しかし、舞花はその姿勢のまま微動だにしない。
「舞──」
「あのっ、大丈夫なので、その……この間の、続きを」
切羽詰まったような声でそう言った舞花は、ベッドに手をついて上体を起こし、横になる俺を間近で見下ろす。
目が合って数秒、訴えるような舞花の真剣な目に呼吸を忘れていた。
「抱いて、ください……」