君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
「っ、ふっ……っ、きみ、ひろさ──」
唇を割って口内を侵し、戸惑う小さな舌を捕まえる。
慣れないながらも舞花が応えようとしているのがわかり、口づけは更に深まる。
我慢を強いられている意識はなかった。
だけど、壊れてしまったようにもう止まらない。
「まさか、舞花がそんなこと言い出すとは思いもしなかった」
「え……なん、で、ですか?」
口づけですっかり呼吸が上がった舞花は、ベッドに縫い付けるように重ねた手をぎゅっと握り返してくる。
瞼に、頬にキスを落とし、耳朶に唇を寄せた。
「じゃあ、さっきのアレは、やっぱりそういうつもりで渡してきたのか」
「へっ……?」
「精力剤」
とろけたような顔をしていた舞花の目が驚いたようにカッと開いて、俺を凝視する。
「ち、ちがっ、アレは、一緒に食事した同期が、お疲れの旦那様に買って行きなって!」