早く忘れたい話
私の事が大好きなあなたを驚かせようと
あなたの職場に私は向かっていた。
全てプラスでしか考えていなかった。

あなたがいるビルの外で待ち伏せる。
どれだけ人がいてもすぐに見つけ出せる。

ほら。私がプレゼントしたネクタイが
エスカレーターから降りてきた。

私の顔が綻び、また彼の顔も綻んだ。
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