婚約破棄をして乗り換えた元彼と妹と私の幸せ【現代、短編】
「えー、予定があるの?変更できないの?柚芽、今から一緒に行きたいよ。ここで出会えたのも運命だと思うの」
柚芽のわがままが始まる。
エリックがニコリと笑って、柚芽を再びハグした。
「応援してて。また会えるといいね。バイバイ(英語)」
柚芽の言葉が止まる。
エリックが私の手を取って、柚芽に手を振って歩き出した。
さすがにバイバイって単語は聞き取れたようで、夢が力なく手を振り返している。
「柚芽、あなたも何か用事があったんじゃないの?遅れないようにね」
と声をかけると、柚芽はハッとしたように慌ててスマホを取り出して画面を確認し始めた。
……あれ?
なんだか、あっさり終わったな?
★姉★
「ねぇ、お姉ちゃんエリックさんと次はいつ会うの?今度は柚芽も一緒に行っていい?」
毎日、柚芽がうるさい。
「うーん、次はいつかなぁ……」
本当は明日も会う。でも、柚芽には内緒。
「休みの日には会うんでしょ?連れてってよっ!」
エリックの言葉を思い出す。
彼氏だと柚芽に紹介してもらえる立場になったら皆で出かけよう。
……。
返事はまだ保留してある。
柚芽を私が連れて行くということは、つまり、お付き合いをオッケーしたということになる。
……。
「柚芽はデートじゃないの?」
「うん、いい。日にち変えてもらうもん」
柚芽がちょっとむすっとした表情をする。
「何?喧嘩でもしたの?」
「……酷いんだよ。なんか、お姉ちゃんは悪魔みたいな女だとか、いつもお姉ちゃんの悪口言うの」
……ああ、そう。
「私が、お姉ちゃんはそんな人間じゃないよって言っても、全然話を聞いてくれなくて」
ちょっと柚芽のことばにイラっとしてしまう。
私が悪魔みたいだと、悪い人間だと思わせる原因を作るのはいつも柚芽じゃない!何を言っているのか。
だから少し意地悪を言ってみた。
柚芽のわがままが始まる。
エリックがニコリと笑って、柚芽を再びハグした。
「応援してて。また会えるといいね。バイバイ(英語)」
柚芽の言葉が止まる。
エリックが私の手を取って、柚芽に手を振って歩き出した。
さすがにバイバイって単語は聞き取れたようで、夢が力なく手を振り返している。
「柚芽、あなたも何か用事があったんじゃないの?遅れないようにね」
と声をかけると、柚芽はハッとしたように慌ててスマホを取り出して画面を確認し始めた。
……あれ?
なんだか、あっさり終わったな?
★姉★
「ねぇ、お姉ちゃんエリックさんと次はいつ会うの?今度は柚芽も一緒に行っていい?」
毎日、柚芽がうるさい。
「うーん、次はいつかなぁ……」
本当は明日も会う。でも、柚芽には内緒。
「休みの日には会うんでしょ?連れてってよっ!」
エリックの言葉を思い出す。
彼氏だと柚芽に紹介してもらえる立場になったら皆で出かけよう。
……。
返事はまだ保留してある。
柚芽を私が連れて行くということは、つまり、お付き合いをオッケーしたということになる。
……。
「柚芽はデートじゃないの?」
「うん、いい。日にち変えてもらうもん」
柚芽がちょっとむすっとした表情をする。
「何?喧嘩でもしたの?」
「……酷いんだよ。なんか、お姉ちゃんは悪魔みたいな女だとか、いつもお姉ちゃんの悪口言うの」
……ああ、そう。
「私が、お姉ちゃんはそんな人間じゃないよって言っても、全然話を聞いてくれなくて」
ちょっと柚芽のことばにイラっとしてしまう。
私が悪魔みたいだと、悪い人間だと思わせる原因を作るのはいつも柚芽じゃない!何を言っているのか。
だから少し意地悪を言ってみた。