俺の大切な人〜また逢うその日まで〜
そう思っていると。
「ブーブー」
と華のお母さんの携帯がなった。

「はい。もしもし。
はい。 はい。 そうです。
...え。...はなが?」
どうしたんだ。嫌な予感しかしない。

「ぷーぷーぷー。」
「どうしたんですか?」
そう聞くと、
「華が車に跳ねられて重症だって。
どうしよう。華にもしものことがあったら。」
「大丈夫。落ち着いて。俺も一緒に病院に行くから。華は強い子だよ。だから大丈夫。」
胸騒ぎしかしない。すごく怖い。
だけど今は華に会うことを一番に考え、
冷静に、落ち着けと自分にいい聞かせた。
< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop