俺の大切な人〜また逢うその日まで〜

暗闇

・暗闇

病院に着くと。
すごく慌ただしくて、
緊急手術が始まった。
神様どうか、華を助けてくれ。
それから30分しかたってないのに、
手術室のドアが開いた。

「先生。華は。」
焦りながらも俺は華の容態を聞いた。
「脳の損傷、出血が多く、最善を尽くしましたが...これから娘さんのご遺体を安置所に移動させて頂きます。一緒に来ていただけますか。」
俺と華のお母さんはその場に崩れ落ちた。
「華。なんでだよ。.....はな。」
俺はグルグル思考が止まらなくなった。
華のお母さんは声を漏らしながら泣いている。
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