強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
思わずデザートスプーンを握る手に力が籠る。

「…一華、今どっちにヤキモチ妬いてるの?向井?それとも部長?」

由香里に言われてハッとなる。

「……え?」

そんなにくっつかないで、ベタベタ触らないで。

私がそう思っていた対象は、向井?それとも部長?

私……



「先程は、受付お疲れ様でした」

そこへ、披露宴前に新郎側の受付をしていた男性2人がやって来て声を掛けられた。

私と由香里は新婦側の受付をしていた。

「…あ、お疲れ様です」

と由香里と2人で会釈する。

「盛り上がってますね、2次会。この後ビンゴ大会が始まるらしいですよ?一等はペア旅行券だそうです」

背の高い、落ち着いた雰囲気の眼鏡の男性の方が教えてくれる。

「へー!ペア旅行券なんて太っ腹ですね!凄い盛り上がりそう」

「他にもあいつ、色々魅力的な景品用意したらしいです」

今度はもう1人の、右目下の泣き黒子が特徴的な男性が言う。

受付で顔を合わせた時、2人は新郎の会社の同期だと言っていた。

みっちゃんの旦那さんは私たちより3つ年上だから、多分この人たちもそのくらい。

「それは楽しみですね」
< 91 / 158 >

この作品をシェア

pagetop