となりの紀田くん



ライトを消した瞬間





「おい………次ライト消したら、お前もこうなるからな?」





低い声で呟いた
そいつの声に
震えが止まらない。






私はもう一度
ライトにスイッチをいれ
目の前を照らす





「見てろよ、こいつの晴れ姿」





ニヤッと笑う
そいつはあまりにも
不気味で怖くて





どうしたら
いいのかも分からず
ただただ必死に
ライトを照らし続けた。





服を脱がされ
全裸にされた
妹にイタズラをする
二人の男





なんで、ゆなが
こんな目に?





どうして私たちなの?





この人たちおかしいよ。





私が答えのない
疑問を無限ループさせる度に
頭に焼き付く結菜の悲鳴と
男たちの怪しげな笑い声






悲鳴をあげる度に
殴られて蹴られて
傷だらけになった体を
また弄られる。





これを属に強姦
というのだろう…………





小学生を強姦する
意味もわからないし
私は震える手で
ライトを強く握りしめ
心の中で必死に
助けてと叫ぶ。





「…………ッア、やべえ、気持ちい」





「ヤッ………ヤメテッ………」





「もうそろそろ、あっちにしようぜ」





一人が私を指差す。





私は思いきり
首を横に振った。





「なにあれ、すげー可愛い。拒否られると逆にそそるんだよな………あ、小学生じゃまだわかんないか」





アハハと笑いながら
素っ裸の男が
結菜の上にまたがる。





その手には包丁……………





私は目を瞑った。





悲鳴も徐々に消えてなくなり
二人の足音が私の方に
向かってきている





目を開けたらダメな気がした。






けれどーーーーーーー





ダンッ





「あうっ!!」





思いきり蹴飛ばされて
数メートル先へと吹っ飛ぶ。





思わず開けてしまった目に
映ったモノは





横たわる結菜と
大量に溢れ出した
赤黒い塊





「ひぃっ……………」





怖くて怖くて
小さな悲鳴しか出ない。





男の一人が私の髪を
無造作に引っ張る




ブチブチブチィ!!!





「ぁうっ…………痛い、痛いよっ」





そのまま、おっきな顔面が
私の顔面へと迫り
唇と唇が重なる





ちょっとした隙に
舌まで乱入し
手際よく服を
脱がしていく





もう無理だーーーーーーー





そう諦めかけた刹那





倉庫の外から
パトカーの音が
聞こえてきたーーーーー
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