BLOOD VAMPIRE



「ごめんレイ…全然分からない!!何の事?」



「どうせ自分のモノにならないなら、いっそ今ここで全てを奪ってやる…」



悲しい顔で意味不明な
言葉を発したかと思えば
無理矢理引っ張られ
知らない部屋に押し込まれる



そのまま床の上に倒され
レイが私の上に跨った……。



「痛いっ!!」


乱暴に倒されたせいで
身体を思い切り打ちつけた。



痛みに顔を歪ませている
私の頬に手を添えると
徐々に顔を近づかせる



「レイ…何をする気?早くどいて!!」



「嫌です…」



ちゅっ


そして彼の唇は
意図も簡単に私の
唇を奪ったーーーーーー。
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