イケメン彼氏とはじめる相思相愛

大きな公園の西側の端に、バーベキュースペースがあった。
山に向かって前がひらけており、眺めが良い。
食材もドリンクも事前に予約し、スペースに準備されている。
手ぶらで来て楽しめるシステムになっていた。

休日の今日は、多くの家族連れで賑わって⋯⋯ 。

あ、⋯⋯ 遠くからでもわかった。

何やら華やかな数人の社会人⋯⋯ と思ったら、やはり一颯の友人だった。

(大丈夫かな、私⋯⋯ )

ほら、女のひとたち、大人っぽくて垢抜けている、自信にあふれて何だか大人だ。
一颯と同じ学年だと言っていたから、みんな絵里奈より3才年上なんだろう。

合流した瞬間、珍しそうに女子が集まってきた。

なんだか、もし学生の時ならば、絵里奈が交友するグループと違うんだろうな、とすぐ思った。

良いとか悪いとかではなくて、あまり話した事がないかんじ。
こうやって卒業後に学生時代の仲間を蒸し返すと、さらに年月を重ねた分より違いが鮮明になる。
時を経てもっと生き方が違う感じになっている集まりだ。

職業もバラバラなのだろう。
長い明るい茶髪の派手な人もいる。
男の子を下の名前で呼んで、男女関係なく友達で、って、うん、正直少し憧れちゃうけど⋯⋯ やっぱり、服、テイストも全然違った⋯⋯ お化粧もね⋯⋯ 。
知らないかんじのお化粧やおしゃれな服が、もうすっかり身についてるかんじの大人っぽさが、自分の生き方をしている感じで迫力⋯⋯ 。

って、そんな違う違うって思っちゃダメだ! 一颯さんの友達なんだから! 
せっかく連れてこようって思ってくれた彼を信用して、仲良くなりたい! 

新しい知り合いができて、きっと世界が広がるから!

< 33 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop