イケメン彼氏とはじめる相思相愛
なんとなく合流して、皆に紹介されたら、一颯と2人きりでコソコソ過ごすのも変だし⋯⋯ 。
ちらっと一颯の横顔を見る。
さりげなく彼女らしく振る舞いながら、皆さんと合流する、なんてスキルはまるで持ち合わせてない。絵里奈は一颯が連れてきたはいいものの、内心困っているのではないかと心配になった。
彼が仲間と話しはじめた、その隙に、お姉様達にそそ、って近づいて、ニコニコしてたら話の輪に入れて下さった。
もともと男の人は話しにくいし、絵里奈は昔から女子と仲良くするタイプだった。
ましてや一颯の友達は、見るからに世馴れた感じでちょっと無理そうだ。
女子なら多少タイプが違ってもいけそう、まずはお天気から!
「いいお天気ですね」
「この公園、知りませんでした」
「花宮絵里奈です」
「24才です」
超一般的お天気の話題と自己紹介で、それぞれ他の人の名前を聞いて、しばらく乗り切ってたら、お姉様が、ふふって笑った。
「あなた、どうやってあの一颯をものにしたのよ」
と先程マキノと名乗ったお姉様が言った。
「えっ? 」
「難しいでしょ、あの人。会社でどう? 」
「す、素敵ですよ」
あ、もしかして自分の彼氏って、ちょっとへり下ると言うか、身内みたいに話すべき? ⋯⋯ 無理だ、とてもそんな余裕ない⋯⋯ 。
案の定、
「素敵なんだ? 」
と笑われた。
「はい、もう、本当に。すごいです。その見た目だけじゃなくて、ビシッとお仕事されていて素晴らしいと思います! 」
「カレシなのに、可愛い〜」
クスクス笑われて、でも微笑ましく和やかな雰囲気だった。