イケメン彼氏とはじめる相思相愛

バーベキューを食べ始めても、絵里奈はそのまま女子の中にいた。
一颯も別に近くに来るように言わず、友達と話をしたり、お肉を焼いたりしている。

チラッと一颯を見ながら心がチクッとした。

一颯の彼女として一緒に来たけど。
お姉様たちと話せて全然嬉しいけど。
でも、こうやってみんなの中で、一颯の彼女としてはどんな態度をとったらいいんだろう⋯⋯ 。

一颯を無視してるわけじゃないけど、上手くさりげなく近寄れない。
もし割り込んで近寄ったとしたら、その後の行動も、どうすればいいのか想像つかない。

絵里奈の後ろを一颯が通り過ぎ、フッと背中に気配を感じた。

背の高い彼が、後ろから少しかがむみたいに絵里奈の顔を覗き込んで、


「ちゃんと食べてる? 」


と聞いた。

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