きらめく星と沈黙の月
いつも通りの碧だ。
爽やかな笑顔もいつも通り。
さっきの冷たい目は気のせいだよね…?
「ほら、星矢嫉妬してんじゃん。アイツ、意外と独占欲強いよねー」
ベンチに戻った私に、陽菜がニヤニヤしながら話しかけてくる。
「そもそも、桜子呼びを自分だけの呼び方だって言い張ってる時点で独占欲の塊だしね」
…碧が嫉妬する理由なんてないはずなのに。
そんな風に言われると、期待しちゃいそうだよ…。
「栗原が桜子ちゃん呼びしてるのだって、よく思ってないみたいだしね?こりゃ付き合い始めると大変だわ」
陽菜は他人事のようにケラケラ笑ってスコアブックに視線を戻した。
陽菜は楽観的に考えてるけど、私からしたら今後の関係性が懸かっている。
もし気持ちに気づかれでもしたら、幼なじみじゃいれなくなっちゃうかもしれない。
それが怖い。
どうしようもなく怖いんだ。
爽やかな笑顔もいつも通り。
さっきの冷たい目は気のせいだよね…?
「ほら、星矢嫉妬してんじゃん。アイツ、意外と独占欲強いよねー」
ベンチに戻った私に、陽菜がニヤニヤしながら話しかけてくる。
「そもそも、桜子呼びを自分だけの呼び方だって言い張ってる時点で独占欲の塊だしね」
…碧が嫉妬する理由なんてないはずなのに。
そんな風に言われると、期待しちゃいそうだよ…。
「栗原が桜子ちゃん呼びしてるのだって、よく思ってないみたいだしね?こりゃ付き合い始めると大変だわ」
陽菜は他人事のようにケラケラ笑ってスコアブックに視線を戻した。
陽菜は楽観的に考えてるけど、私からしたら今後の関係性が懸かっている。
もし気持ちに気づかれでもしたら、幼なじみじゃいれなくなっちゃうかもしれない。
それが怖い。
どうしようもなく怖いんだ。