無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


キョトンとしていると……


「そこの女子2人、私語をするな!それと、3年の方を見過ぎだ!これは女子全体。スポーツテストも授業の一環なんだから、集中してくれよ」


先生に怒られて、私達は口を閉じた。


3年生の方を見ていたこともバレてたみたい。


でも、聖君達は私のクラスの女の子達からも人気だし、見てる人は見てるよね。


それからなるべく話さないようにして、ソフトボール投げを終えた。


「はぁ、まだ地獄は続くよー」


「でも、外の競技はあと1個じゃない。これで終わりよ」


幸ちゃん達が話してる内容を聞きながらも、視線は3年生の方に行っていた。


私達は終わったけど、まだ3年生は終わってないみたい。


まぁ、50m走は結構時間がかかるよね。


「由妃はずっと3年生の方を見てるわね。そんなに気になる?」


「えっ……」


幸ちゃんからもそんな指摘を受けて、また恥ずかしく居たたまれない気持ちに陥る。


「由妃、生徒会長が本気出したの初めて見たんだって。だから、気になるんだと思うよ」


莉里ちゃんがそうフォローしてくれて助かった。


それは本当で、多分その理由で3年生の方をつい見てしまったんだ。


「えっ、由妃も初めて見たの?」


「うん、そうなの」

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