恋する理由がありません~新人秘書の困惑~
首を振りながらも自分の顔が赤くなるのがわかった。
それは決して図星や誤魔化しからではなく、単に恥ずかしかっただけなのだが、それが余計に誤解されるかもと考えたら軽くパニックだ。
突き刺さるような視線を感じる。
でも怯まずにきちんと説明しなければ、この先ずっと誤解されたままなのは非常に困る。
「永井さんは元々誰にでもフレンドリーな人なんですよ。特別な関係ではないですから! それは絶対です!」
言い方が必死すぎただろうか。ものすごく言い訳しているような感じになったと気づいたがもう遅い。
おそるおそる副社長の反応をうかがうと、クスリと笑っているのが目に入った。不機嫌なのは直ったようだ。
「わかった。その件はもういい。それよりこれを」
副社長が小さな赤いペーパーバッグを渡してきたので、私はよくわからないままそれを受け取った。
「えっと……これは……」
「さっき母と外で会ったんだが、それを君に、と」
言われた意味がとっさに理解できずにポカンとしてしまう。副社長のお母様が私にこれをくださると?
それは決して図星や誤魔化しからではなく、単に恥ずかしかっただけなのだが、それが余計に誤解されるかもと考えたら軽くパニックだ。
突き刺さるような視線を感じる。
でも怯まずにきちんと説明しなければ、この先ずっと誤解されたままなのは非常に困る。
「永井さんは元々誰にでもフレンドリーな人なんですよ。特別な関係ではないですから! それは絶対です!」
言い方が必死すぎただろうか。ものすごく言い訳しているような感じになったと気づいたがもう遅い。
おそるおそる副社長の反応をうかがうと、クスリと笑っているのが目に入った。不機嫌なのは直ったようだ。
「わかった。その件はもういい。それよりこれを」
副社長が小さな赤いペーパーバッグを渡してきたので、私はよくわからないままそれを受け取った。
「えっと……これは……」
「さっき母と外で会ったんだが、それを君に、と」
言われた意味がとっさに理解できずにポカンとしてしまう。副社長のお母様が私にこれをくださると?